はじめに:その「テカリ」、敵か味方か?
前回の記事では、「乾燥肌」の特徴について掘り下げました。今回は、その対極とも言える「脂性肌(しせいはだ)」、別名オイリースキンについて詳しく見ていきましょう。
日中のテカリやベタつき、なかなか治らないニキビ…。脂性肌は多くの方にとって悩みの種かもしれません。しかし、皮脂は本来、肌を守るために不可欠な存在です。
大切なのは、皮脂を「敵」と見なすのではなく、その性質を正しく理解し、上手に付き合っていくこと。
この記事を通じて、ご自身の肌が脂性肌なのかをチェックし、その特徴と原因を深く知ることで、テカリを自信に変えるスキンケアのヒントを見つけていきましょう。
あなたは脂性肌?まずはセルフチェック
「脂性肌」とは、肌の水分量は足りているものの、皮脂(油分)が過剰に分泌されている状態の肌を指します
□ 洗顔後、肌のつっぱり感はあまり感じない
□ 日中、顔全体(特にTゾーン)のテカリやベタつきが気になる
□ 毛穴が開きやすく、黒ずみや角栓が目立つ
□ ニキビや吹き出物ができやすい
□ ファンデーションが皮脂でヨレやすく、化粧崩れしやすい
□ 肌全体がなんとなくゴワゴワ、キメが粗く見える
□ 朝起きると、顔全体が皮脂でベタついている
3つ以上当てはまる場合、あなたは脂性肌の可能性が高いと言えるでしょう。
脂性肌の主な特徴とは?
セルフチェックで「脂性肌かも」と感じた方へ。脂性肌には、乾燥肌とは対照的な、以下のような特徴があります。
見た目と感触
肌全体がうるおっているように見えますが、同時に皮脂によるテカリやベタつきが目立ちます
。肌のキメは粗く、皮膚が少し厚めに見えることもあります。 毛穴の状態
過剰な皮脂が毛穴から常に分泌されているため、毛穴が開きやすく、目立ちやすいのが大きな特徴です
。また、古い角質と皮脂が混ざって「角栓」となり、毛穴を詰まらせたり、酸化して黒ずんだりすることも少なくありません。 起こりやすいトラブル
何と言っても「ニキビ」や「吹き出物」です
。過剰な皮脂は、アクネ菌などの細菌にとって絶好の栄養源となるため、炎症を起こしやすくなります 。また、皮脂が酸化することで肌への刺激となり、肌トラブルを招くこともあります。
なぜ皮脂は過剰になるのか?主な原因
脂性肌になってしまう原因は、生まれ持った体質だけでなく、日々の生活習慣も大きく影響しています。
■ 内的要因
ホルモンバランスの乱れ:特に思春期や生理前、ストレスなどによって男性ホルモンの影響が強まると、皮脂腺が刺激され、皮脂の分泌が活発になります
。 遺伝的要因:皮脂腺の大きさや活発さは、遺伝的な影響も大きいと言われています。
肌の乾燥(インナードライ):意外に思われるかもしれませんが、肌内部の水分が不足すると、肌はうるおいを守ろうとしてかえって皮脂を過剰に分泌してしまうことがあります
。
■ 外的要因
食生活の乱れ:糖質や脂質の多い食事は、皮脂腺を刺激するホルモンの分泌を促し、皮脂の過剰分泌に繋がります
。揚げ物やスナック菓子、甘いものの摂りすぎには注意が必要です。 間違ったスキンケア:ベタつきが気になるからと、洗浄力の強い洗顔料でゴシゴシ洗ったり、一日に何度も洗顔したりするのは逆効果。肌に必要なうるおいまで奪ってしまい、さらなる皮脂分泌を招く悪循環に陥ります
。 睡眠不足やストレス:睡眠不足や慢性的なストレスは、ホルモンバランスを乱し、皮脂分泌をコントロールする機能を低下させる大きな原因です
。
まとめ:自分の肌を理解し、「テカリ」を「ツヤ」に変えよう
今回は、「脂性肌」の見分け方と、その特徴や原因について詳しく解説しました。
脂性肌は、水分量は足りているものの、皮脂が過剰に分泌されている状態。
顔全体のテカリやベタつき、毛穴の開き、ニキビなどが主なサイン。
原因は、ホルモンバランスや遺伝などの内的要因と、食生活や間違ったスキンケアなどの外的要因がある。
脂性肌はトラブルも多いですが、肌がうるおいを保つ力があり、乾燥による小ジワができにくいというメリットもあります
自分の肌質を正しく理解し、過剰な皮脂の原因となる習慣を見直すことで、その悩みを健やかな「ツヤ」へと変えていくことが可能です。
次回は、多くの方が当てはまると言われる「混合肌」について掘り下げていきます。どうぞお楽しみに。





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